腰痛・マットレス

寝起きの腰痛はなぜ?原因と対処法、受診のサイン

本ページはプロモーションを含みます。当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

朝、起き上がるときだけ腰が痛い。日中は平気なのに、なぜ——。

岡山県井原市の大月整骨院です。柔道整復師・鍼灸師として30年、7万人以上の腰を診てきました。

結論から言います。寝起きの腰痛の多くは、寝返り不足・体のこわばり・寝具のどれかが原因です。動き出すと楽になるなら、この型です。

ただし、姿勢や安静に関係なく痛むなら、話は別。それは寝具ではなく、体の中の問題かもしれません。

寝起きに腰が痛くなる主な原因【30年の臨床から】

原因は大きく4つ。多くは「寝ている間に腰が固まる」ことで起こります。

① 寝返り不足による血行不良

眠っている間、人は無意識に寝返りを打ちます。体の同じ場所に負担が偏らないための動きです。寝返りが少ないと腰まわりの血流が落ち、筋肉がこわばります。その結果、朝に腰が痛くなります。

② 加齢による骨盤・腰椎のこわばり

30年の臨床から言うと、年齢とともに関節は硬くなります。特に骨盤と腰椎が硬い方は、寝ている間に周囲の筋肉まで固まります。このタイプは朝こそ痛みますが、動き出すと楽になります。女性は閉経後、体の硬さが関係することもあります。

●院長より

こうした方には、布団の中で寝たまま足や腰を動かし、体をほぐしてから起き上がるようお伝えしています。実際、それを日課にして朝を楽に過ごしている患者さんもいます。

③ 寝具が体に合っていない

マットレスが柔らかすぎると腰が沈み、反って痛みます。硬すぎると腰が浮き、筋肉が緊張します。合わない寝具は、朝の腰痛を毎日つくり続けます。

④ ぎっくり腰の回復期に残る朝の痛み

30年の臨床から言うと、ぎっくり腰で最後まで残るのが起床時の痛みです。最初の3日ほどは急性期で、どんな動きでも痛みます。その後、徐々に動けるようになっても、朝の起き上がりで痛む。立ち上がると腰が伸びず、歩きづらい——。回復まで1〜2週間ほどかかります。

あなたの寝起き腰痛はどっち?30秒セルフ判定

対処の前に、まず見分けましょう。あなたの腰痛は、次の2つのどちらですか。

Aタイプ(改善が見込める)Bタイプ(受診のサイン)
動き出すと痛みが和らぐ動かなくても痛む
朝がいちばん痛く、日中は楽姿勢を変えても痛みが同じ
寝返りが少ない/寝具が古い足のしびれを伴う

Aタイプなら、この後の対処と寝具の見直しで楽になることが多いです。Bタイプは寝具では解決しません。記事の最後(受診のサイン)を必ず読んでください。

今朝からできる対処法

結論から言うと、「起きる前」と「起き方」を変えるだけで、朝の痛みは軽くできます。

起きる前|布団の中で体をほぐす

30年の臨床から言うと、いきなり起き上がるのが一番危険です。布団の中で、寝たまま膝を立て、左右にゆっくり倒す。足首を動かし、腰を軽くひねる。体がほぐれてから起きると、痛みが出にくくなります。

痛くない起き上がり方(3ステップ)

腰をねじらず、横向きを経由して起きるのがコツです。

1膝を立て、脚と上半身を一体にしたまま横向きになる。腰をねじらないのが最大のポイントです。
2下になった手を、体の下に入れる。
3上の手で布団を押し、下の手の肘で床を押して、上体を起こす。

温めて血流を促す

冷えは筋肉を固め、朝の痛みを強めます。入浴で腰を温める、寝室を冷やしすぎない。これだけでも寝返りが打ちやすくなります。

●院長より

ここまでの対処をしても、朝の痛みがまったく変わらない。そんなときは、寝具や姿勢ではなく、体の中に原因が隠れていることがあります。次の2つの章を、続けて読んでください。

マットレスを見直すべき人・そうでない人【正直に言います】

全員がマットレスを替えるべきではありません。替えて変わる人と、替えても変わらない人がいます。

マットレスを見直す価値がある人

  • 朝だけ痛く、動くと楽になる
  • 痛みはなくても、腰がこわばる・張り感がある
  • 寝返りがうまく打てない、沈み込む
  • 今の寝具が古い、へたっている

このタイプは、寝具が朝の腰痛をつくっている可能性が高いです。

実例|寝具を替えて朝の痛みが消えた方

■ 80代・女性のケース

寝るたびに腰が痛く、寝返りで声が出るほどの方でした。ご自分の体に合うマットレスに替えたところ、朝の腰痛がなくなりました。今は起床時も痛まないそうです。

この方は体重が軽く、関節が硬いタイプ。体を点で支えるより、面で受けて圧を分散する寝具が合いました。

ここが大事です。「硬ければ良い」でも「柔らかければ良い」でもありません。合う硬さは、体重・年代・体型で変わります。

体型で「合う硬さ」は変わる

だからランキングの1位を選ぶより、自分の体型に合うかで選ぶことが、失敗を防ぎます。

替えても変わらない人もいます

一方で、マットレスを替えても朝の痛みが消えない方がいます。その場合、原因は寝具ではありません。次の章で、その見分け方をお伝えします。

その腰痛、寝具のせいではないかもしれません【受診のサイン】

はじめにお伝えします。寝具は、腰痛そのものを治すものではありません。体に合う寝具は、腰の負担を減らし、痛みを楽にする助けになります。ですが、寝具を整えても、まったく楽にならない腰痛があります。

そうした腰痛は、体の中に原因が隠れていることがあります。

こんなサインは要注意

本来のぎっくり腰は、動いたときに激しく痛みます。そして、じっとしていれば、痛みは少し和らぎます。注意したいのは、次のような痛みです。

  • 動いても、動かなくても、同じように痛む
  • 安静にしても、姿勢を変えても痛みが変わらない
  • 咳やくしゃみで腰に響く
  • 数週間たっても、まったく良くならない

これらは、ぎっくり腰や寝具の問題とは違うサインです。別の原因も考え、整形外科などの受診をおすすめします。

実際にあった、見逃すと危ない腰痛

30年の中で、こうした腰痛をいくつも見てきました。

■ 動いても安静でも痛みが同じで、内臓の病気だった方

ぎっくり腰のような強い腰痛で来院されました。ですが、動いても、じっとしていても、痛みは同じ。施術をしても変化がありません。後に、大腸がんが背景にあると判明しました。

■ 咳で腰に響き、2週間変わらなかった方

咳をすると腰に響き、どの動きもつらい状態でした。2週間たっても変わらず、来院されました。調べると、腰椎の骨折でした。

■ レントゲンに映らず、リハビリで悪化した方

3か月たっても腰が痛く、寝ている時以外はすべて痛む。寝ていても、動くと痛む状態でした。レントゲンには映らず、リハビリで悪化していました。実際は、腰椎にひびが入っていたのです。

足のしびれを伴うなら

  • 立っていると片方のお尻や足が痛む・しびれる → 坐骨神経痛の可能性
  • 立つとしびれ(両足のこともある)、横になると楽になる → 脊柱管狭窄症の可能性

これらは寝具では改善しません。専門の診察が必要です。

●院長より

腰痛の多くは、体のケアや生活の見直しで楽になります。寝具を整えることも、その助けになります。ですが「動いても動かなくても同じように痛い」腰痛は別です。そんなときは、迷わず医療機関を受診してください。早く気づくことが、何より大切です。

よくある質問

Q. 寝起きに腰痛になるのはなぜですか?

主な原因は、寝返り不足による血行不良、加齢による体のこわばり、合わない寝具の3つです。動き出すと楽になるなら、この型が多いです。

Q. 朝起きて、寝ていても腰が痛いのはなぜですか?

動いても安静でも同じように痛む場合は、寝具や姿勢以外の原因が隠れていることがあります。数週間続くなら、整形外科の受診をおすすめします。

Q. 寝起きの腰痛は、マットレスを替えれば治りますか?

寝具は腰痛を治すものではありません。ただし、体に合う寝具は腰の負担を減らし、痛みを楽にする助けになります。朝だけ痛く、動くと楽になる方は、見直す価値があります。

Q. 寝起きの腰痛に、ストレッチは効果がありますか?

起き上がる前に、布団の中で体をほぐすのが効果的です。いきなり起きるより、痛みが出にくくなります。

まとめ

寝起きの腰痛は、動くと楽になるなら、寝返り・こわばり・寝具の見直しで改善が期待できます。ですが、動いても動かなくても同じように痛むなら、別の原因を考えて受診を。正しく見分けて、つらい朝を減らしていきましょう。

監修・執筆|大月整骨院 院長 大月規弘(おおつき のりひろ) 柔道整復師・鍼灸師(国家資格)/臨床30年、累計施術7万人以上。腰痛・坐骨神経痛・ぎっくり腰を専門に診療。健康雑誌「からだにいいこと」掲載。岡山県井原市。

-腰痛・マットレス